海野 敏 の 自己紹介
Last modified on February 5, 2021
専門領域・研究テーマ
情報学(informatics)、図書館情報学(library and information science)。
近年の研究テーマは、(1)身体動作を対象とした3次元モーションデータベースやダンス振付支援ソフトウェアの開発、(2)情報化社会における図書・図書館の意義と機能、(3)新しいメディア環境における近代的自我と身体性の変容など。
さらに活動のサブフィールドとして、演劇、舞踊などの身体系メディアを視野に入れて、
新聞、雑誌、公演プログラム等でダンス評論活動を展開。
参考記事「研究することとは「新しい価値観の創造」〜教員が語る大学院の魅力(社会学専攻 海野敏教授)」
略 歴
出身地
1961年(S.36)、東京生まれ。板橋区に在住。
学歴・職歴
1981年(S.56) | 4月 | 東京大学入学 |
1986年(S.61) | 4月 | 東京大学大学院 修士課程進学 |
1991年(H.3) | 3月 | 同 博士課程満期退学 |
1991年(H.3) | 4月〜1995年3月 | 東京大学教育学部 助手 |
1995年(H.7) | 4月〜1997年3月 | 東洋大学社会学部 専任講師 |
1997年(H.9) | 4月〜2004年3月 | 同 助教授 |
2004年(H.16) | 4月〜現在 | 同 教授 |
2004年(H.16) | 4月〜2005年3月 | LABAN(英国ロンドン)客員研究員 |
2014年(H.26) | 3月〜2015年3月 | Middlesex University(英国ロンドン)客員教授 |
2018年(H.30) | 4月〜2021年3月 | 東京大学大学院教育学研究科・教育学部 客員教授 |
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おもな著書・論文
図書および図書の一部
-
『メディア用語基本事典 第2版』
渡辺武達他編, 世界思想社,2019.5. 368p.
*以下の項目を単著。
- クラウド、アプリ、ドローン、ネット依存、電子マネー
-
『電子書籍と電子ジャーナル』(わかる!図書館情報学シリーズ1)
日本図書館情報学会研究委員会編, 勉誠出版,2014.11. 176p.
*以下の章節を単著。
- 第2章「メディアとしての電子書籍」pp.37-53.
-
『図書館情報学基礎』(シリーズ図書館情報学1)
根本彰編, 東京大学出版会,2013.5. 267p.
*以下の章節を単著。
- 第1章「知識と図書館情報学」pp.11-20, 第2章「メディアと知識資源」pp.43-93.
-
『バレエとダンスの歴史:欧米劇場舞踊史』
鈴木晶編著, 平凡社, 2012.3. 312p.
*以下の章を単著。
-
『情報アクセスの新たな展開:情報検索・利用の最新動向』
日本図書館情報学会研究委員会編, 勉誠出版, 2009.10. 204p.
(シリーズ 図書館情報学のフロンティア No.9)
*以下の論文を戸田愼一と共著。
- 「デジタル化・ネットワーク化による情報組織化の本質的な変容:メディア論的考察」p.23-40.
-
『バレエ・ダンサー201』
ダンスマガジン編, 海野敏, 佐々木涼子, 長野由紀, 三浦雅士ほか8名, 2009.4. 226p. ¥1800
*以下の項目を執筆。
- 青山季可,アリシア・アマトリアイン,マリヤ・アレクサンドロワ,伊藤友季子,小野絢子,アリーナ・コジョカル,ヤンヤン・タン,中村祥子,パロマ・ヘレーラ,森下洋子,ルシア・ラカッラ,スヴェトラーナ・ルンキナ
-
『バレエ パーフェクト・ガイド』
ダンスマガジン編, 海野敏, 長野由紀, 村山久美子ほか4名, 2008.9. 126p. ¥1600
*以下の項目を執筆。
- ニーナ・アナニアシヴィリ,ディアナ・ヴィシニョーワ,オーレリ・デュポン,コッペリア,シンデレラ,シュツットガルト・バレエ,ニューヨーク・シティ・バレエ,デンマーク・ロイヤル・バレエ,東京バレエ団,Kバレエカンパニー,牧阿佐美バレエ団
- 『図書館情報学の地平:50のキーワード』
三浦逸雄監修, 日本図書館協会,2005.3. 353p. ¥2700
*以下の項目を執筆。
- 海野敏「情報組織化:識別、代替、構造化」 p.57-64.
- 海野敏「サーチエンジン:情報組織化のコペルニクス的転回」 p.65-70.
- 『情報リテラシー』
海野敏, 田村恭久, オーム社,2002.10. 236p.(IT Text)
(共著)
-
『電子図書館:デジタル情報の流通と図書館の未来』
日本図書館情報学会研究委員会編, 勉誠出版, 2001.11.
(シリーズ 図書館情報学のフロンティア No.1)
*以下の論文を戸田愼一と共著。
- 「図書館の社会的機能縮小の必然性:情報流通の構造変化と図書館の存立意義」
p.11-45.
- 『学術情報と図書館』
海野敏, 影浦峡, 戸田愼一, 雄山閣,1999.11. 243p.(講座 図書館の理論と実際 9)
(共著)
- 『図書館情報学ハンドブック 第2版』
図書館情報学ハンドブック編集委員会編, 丸善,1999.3. 1145p.
(共著:担当=2.3 メディアの歴史,2.10 ネットワーク情報資源)
- 『図書館資料論』
平野英俊編, 樹村房,1998.3. 186p.
(共著)
- 『最新オンライン情報源活用法』
日本データベース協会編, 日外アソシエーツ,1998.2. 191p.
(共著)
- 『書誌をつくる』
海野ほか編, 日外アソシエーツ,1997.11. 295+355p.(上下巻)
(共編)
- 『図書館情報学用語辞典』
日本図書館学会用語編集委員会編, 丸善,1997.9. 244p.
(共著)
- 電子図書館時代の著作権
『電子図書館とマルチメディア・ネットワーク』
日本薬学図書館協議会編, 日本図書館協会, 1996.12, p.105-122.
(共著)
- メディアの多様化とネットワーク情報資源
『ネットワーク情報資源の可能性』
日本図書館学会研究委員会編, 日外アソシエーツ, 1996.1, p.7-36.
(単著)
- 『インターネットで情報探索』
日外アソシエーツ, 1994.11. 243p.
(共著)
- 計量情報学の分布法則−数学的モデルの構築
『図書館情報学における数学的方法』
日本図書館学会研究委員会編, 日外アソシエーツ, 1994.4, p.16-54.(148p.)
(単著)
雑誌論文
(メディア論関係の論文)
-
戦後日本における印刷メディア受容量変化の数量的検証
『日本図書館情報学会誌』vol.58,no.1,2012.3, p.1-17.
(共著)
-
コミュニケーションメディアの情報伝達性能の包括的比較
『日本図書館情報学会誌』vol.55,no.3,2009.9, p.119-140.
(共著)
-
Print Media and Modern Subjects: A Transcendental Examination
Proceedings of Asia-Pacific Conference on Library & Information Education and Practice ,2009.3, p.211-220.
(共著)
-
近代的主体の成立と図書・図書館による近代の存立
『日本図書館情報学会誌』vol.52,no.4,2006.12, p.205-221.
(共著)
- 身体系メディア論の射程
『東洋大学社会学部紀要』 vol.36, no.3, 1999.3, p.1-29.
(単著)
- イントラネットによるマルチメディア利用教育・研究システムの構築
『情報科学論集』 no.29, 1998.3, p.63-86.
(共著)
- 情報化時代を迎えた大学図書館の課題
『日本の科学者』 vol.33, no.1, 1998.1, p.5-9.
(単著)
- マルチメディアと索引
『書誌索引展望』 vol.20, no.4, 1996.11, p.7-17.
(単著)
- インターネットによる海外の学会の情報提供活動
『情報の科学と技術』 vol.45, no.8, 1995.8, p.400-406.
(共著)
- 出現頻度情報に基づく単語重みづけの原理
Library and Information Science, no.26, 1989.3, p.67-88.
(単著)
- 『LTBマスタ辞書の構造と内容』
田中裕一,海野敏,第五世代コンピュータ開発機構, 1988.(ICOT Technical Memorandum: TM-0559)
(共著)
- Bradfordの法則の数式表現−その歴史的展開
Library and Information Science, no.24, 1987.3, p.13-22.
(単著)
(モーションデータベースまたはダンス関係の論文)
-
プロ振付家による舞踊創作を目的とした動作合成システムの改良と創作実験
『情報処理学会論文誌デジタルコンテンツ』(DCON)vol.8, no.1, 2020.2, pp.29-39.
(共著)
-
日本のバレエ教育の実態および課題
〜第2回『バレエ教育に関する全国調査』に基づく考察
『舞踊学』vol.40, 2018.3, pp.14-25.
(共著)
-
日本のバレエ教育環境の地域差
〜『バレエ教育に関する全国調査』に基づく分析
『東洋大学社会学部紀要』vol.52, no.2, 2015.3, pp.31-47.
(共著)
-
動作合成システムとタブレット端末を用いた現代舞踊の創作支援
『情報処理学会論文誌デジタルコンテンツ』(DCON)vol.2, no.2, 2014.8, pp.10-19.
(共著)
- 舞踊教育における発見的学習支援システム
〜モーションデータを用いた動作合成による振付創作の学習効果
『人文科学とコンピュータシンポジウム論文集』no.18, 2011.12, p.199-204.
(共著)
- Web3D環境でのバレエ作品公開の将来性
〜Virtual Dance Theatreの試作と評価
『電子情報通信学会技術研究報告』vol. 109, no. 466, 2010.3, p.19-22.
(共著)
-
Feasibility study for ballet e-learning: automatic composition system for ballet enchainement with online 3D motion data archive
Research in Dance Education, vol.10, no.1,2009.3, p.17-32.(共著)
-
ダンス教育支援を目的とした自動振付システムの試作:バレエとコンテンポラリーダンスの複合振付の生成
『電子情報通信学会技術研究報告』vol.106, no.611, 2007.3, p.25-28.(共著)
-
Automatic Composition of Ballet Sequences Using a 3D Motion Archive
Review of the National Center for Digitization,
no.8,2006, p.67-73.(共著)
- 3DCGによるバレエ振付のための体系的符号化と創作支援システム
『芸術科学会論文誌』vol.3, no.1, 2004.3, p.96-107.
(共著)
-
身体動作を対象とした情報組織化の理論と実践:バレエ基本ステップの3次元モーションデータベース開発
『東洋大学社会学部紀要』vol.41,no.1,2003.11, p.131-167.
(共著)
-
バレエ創作を支援するWebベースの振付シミュレーションシステム
『電子情報通信学会技術研究報告』vol.102,no.660,2003.2, p.71-74.
(共著)
- クラシックバレエの振付を支援するWebベースのモーションアーカイブと3DCG振付シミュレーションシステム
『情報処理学会論文誌』vol.44, no.2, 2003.2, p.227-234.
(共著)
- Webベースの対話型バレエ振付シミュレーション・システムの試作と評価
『芸術科学会論文誌』vol.1, no.1, 2002.12, p.30-38.
(共著)
- モーションキャプチャで取得した舞踊データのH-animによる標準化とその応用
〜クラシックバレエのモーションデータアーカイブの構築
『人文科学とコンピュータシンポジウム論文集』no.18, 2001.12, p.41-48.
(共著)
- Webベースの対話型バレエ振付シミュレーション・システムの開発
『第17回NICOGRAPH論文コンテスト論文集』2001.11, p.191-196.
(共著)
- 大学図書館参考業務の評価基準作成のための基礎調査
『東京大学教育学部紀要』 vol.32, 1993.3, p.325-351.
(共著)
- 大学図書館参考業務の階層構造
『図書館学会年報』 vol.37, no.2, 1991.6, p.64-77.
(共著)
報告書
- 『大学図書館におけるレファレンスサービスの実態〜1999年調査』
池谷のぞみ,海野敏,戸田愼一,長澤雅男,東洋大学社会学研究所, 2001.3. 102p.(研究報告書・第26集)
(共著)
*ダンス評論関係の著作はこちら。
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教育活動
2021年度 本務校担当科目
- 情報学基礎論A(春学期)=1年次必修
- 情報学基礎論B(秋学期)
- 情報組織化論(春学期)
- 身体コミュニケーション論(秋学期)
- メディアコミュニケーション学演習II =3年ゼミ
- メディアコミュニケーション学演習III =4年ゼミ、卒論指導
- ウェブ情報処理および実習III(春学期)
- ウェブ情報処理および実習IV(秋学期)
- 社会情報学特殊研究I A/B(大学院博士後期・通年)
- 社会情報学演習IV A/B(大学院博士前期・通年)
- 社会情報学研究指導IV A/B(大学院博士前期・通年)
- 海野敏担当授業リンク集
過去の担当科目
- 情報図書館学概論
- 情報図書館学演習
- 情報検索実習
- 情報メディア論
- 図書館情報学演習
- レファレンス/情報サービス実習
- 社会調査および実習
- 身体系メディア論
- …
他大学での担当科目の記録
★は2021年度担当。
- 東京大学 情報組織演習
- 東京大学 情報組織論★
- 東京大学大学院(2018〜2020年度) 図書館情報学論文指導、図書館と情報資料
- 東京大学大学院(2010年度) 出版文化論
- 青山学院大学大学院(2008〜2013年度) 情報メディア研究、情報メディア演習
- 立教大学(2006年度〜) 情報検索演習★
- 昭和音楽芸術学院(2003〜2006年度) バレエ概論
- 玉川大学(1999〜2009年度) 情報検索演習(通信大学夏期スクーリング)
- 日本大学(1996〜1999年度) 情報サービス論(含演習)
- 明治大学(1994〜2004年度) 情報基礎論I、情報基礎論II、文字情報論I、文字情報論II
- 獨協大学(1992〜1995年度) 図書館資料論、図書及び図書館史、情報管理論、資料整理法特論
- 東洋大学(1992〜1994年度、非常勤として) 情報検索実習、社会調査および実習
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学会活動
所属学会の記録
学会委員の記録
- 日本図書館情報学会 用語辞典編集委員(2005年4月〜2007年3月)
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海野敏担当授業リンク集
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